まあ、海外旅行に限らないのですが、子どもは大人と目線が違う、体力も違う、興味も違う、もちろん味覚(おいしいものを食べに行くとき)も違う、ということを十分に理解をしたうえでないと、楽しい旅行にはならない場合が多いですから、気を付ける必要があります。
なんで、自分の子供に気を使わないといけないのか?とか、子供が楽しむように気を使ってるよ、なんて考えるかもしれませんね。私もそうでしたし。
でも、子どもが小さければ小さいほど、子どものため、子どもが楽しんでくれるように、というように考えた結果は大概、大人目線のものだったりします。
旅行先で子供がぐずったり、全然楽しそうにないそぶりなどをすると、「何が楽しくないの」とか「なんで楽しくしようとしないの」とか、ほとんど押し売りみたいになったりします。
で、夫婦間もなんか雲行きが怪しくなってきたりするんですね。
また、子どもは環境の変化に敏感で、旅行先で熱を出したりする子も少なからずいます。
そんな時は、必ず子供中心に考えて、すぐに(計画を中止して)休むことが必要です。
そういえば、海外ではなかったですが、東京ディズニーリゾートを予約して明日出発、という日に熱を出して、お医者さんに連れて行ったら、水ぼうそうの可能性がある、という診断でした。
ただ、あくまでも現時点では「可能性」であって、何とも言えない、ということでした。
「明日からディズニーなんですが、行けますか?」って、馬鹿な質問をしました。
お医者さんからすれば、「行ってもいい」なんて回答を出せるはずはありません。たとえ、水ぼうそうが現時点では単なる可能性に過ぎないとしても、可能性があるのであれば、「GO」とは言えませんよね。
結局、熱はそれほど高くはないものの、もしものことを考えて、キャンセルしました。
キャンセル料は100%(つまり、1円も返ってきません)でしたが、それでよかったとカミさんとも言っています。
結果として、熱はすぐに下がり、水ぼうそうだったのかどうかも分からない程度で済みましたが、それはあくまで結果であって、強行した結果が違っていたら、と考えると、やはり子どものことを一番に考えてよかったと思います。
やや余談ではありましたが、健康な状態であっても、最初に言ったように、子どもを連れて旅行に行くなら、子ども第一で考え、行動しましょう。
そもそも、行列の中に並ぶとか人の波にもまれるところとか(それこそ、ディズニーランドなんかは、そんな感じですね)、我々大人でも疲れるのに、子どもには巨大な壁が周りにあって、しかも(天気が良ければ)ホコリ(砂埃も含めて)をまともに吸ってしまう高さ(身長)であり、しかも夏の暑いときなら、地面(アスファルト)の反射熱をまともに受けるんですから、そりゃ、ぐたっともなるし、ぐずったりもするし、ですよ。
そういう状況の中では、まず子供目線(子供の高さ)まで下りて、子どもの本当のところを聞きましょう。
そして、それでも並ぶとかするのであれば、やはり抱っこしてあげるなど(しんどいですけど)必要でしょう。
旅行、特に海外旅行にはバカにならないくらいの費用が掛かっていますからね、どうしてもあれもこれも、となってしまって、結局子どもを引っ張りまわしてしまっている、ということになっているケースが多いです。
もちろん、旅行に行くのは、本(写真)などで見るより何100倍もいい学習効果がある、と思います。どんどん連れて行くのは良いと思います。
それでもやっぱり、子ども第一、子供目線で行きましょう。それが楽しい家族旅行の原則です。
海外旅行に一杯連れて行ったら、子どもはそれが「特別なこと」とは思わなくなり、「今年はどこの国に行く?」とか平気で言うようになります。
こりゃ、稼がなくちゃ・・・。