高級時計を買ったら、きっちりとメンテナンスしましょう。
といっても、推奨されているような、毎年オーバーホールに出す、ということは必要ないと、(個人的には)思っています。
ただ、使用頻度によっては、早い目のオーバーホールが必要となる場合もあります。
というのも、まずは時計、特に機械式時計(手巻き、自動巻き)は精密機械なので、湿気やほこりにとても弱いです。
腕時計は通常、腕に付けて外に出ますね。
つまり、汗とホコリ(目には見えない細かいものを含む)にまみれて、ガタがくるわけです、使用頻度が高くなれば。
通常は、うちに帰ったら柔らかい布で拭いて、できれば竜頭や(クロノグラフなどの場合は)ボタンの隙間あたりをブラシを用いてホコリを取ります。
私の場合は、カメラを保管する、除湿器のついた保管庫に入れています。
ここは、除湿とホコリを防ぎます。少し高いですが、まあ、インテリアにもなると思って買いました。
使用頻度の話でしたね。
毎日使っていたら、それだけ機械もくたくたになります。
それでも、上記のようなメンテナンスを日々、使用後行うことによって、故障を防ぐことができます(故障を遅らせる、が正しいか?)。
時計も、靴と同じく、毎日同じものをするのではなく、1日つけたら3日は休ませる、というインターバルがあるべき、と思っています。
そういう意味でも、旅行などに着けていくのは、着替え(時計の事です)を持っていくのもいいですし、あるいはスウォッチやGショックなどのような、比較的安価で頑丈なものをしていくといいでしょう。
わたしは、スウォッチのクロノグラフか、スクーバをしていきます。
ハワイでは、スクーバをしていったのですが、何の気兼ねもいらないですし、しかも頑丈です。
カシオのGショックもしていきました。グアムの時です。デジタルもいろんな機能がありますので、とても重宝します。
しかし、時計ではないのですが、スマホ(i-phoneです)はすごいと思ってしまいました。
ヨーロッパへ行ったら、その国の時間に合わせてくれているんです。まあ、GPSとかいろんな通信機能・位置情報機能が付いていますので、すぐですね。自動調整だし。
いや、こりゃ便利です。
便利さだけを捉えるなら、どんな高級時計でもなかなかこういうのは難しいですね。
それこそ、デジタルなら可能でしょうが。
このあたりの話はまた今度するとして、それでも時計(私は特にアナログ時計の機械式)が好きなので、まだまだ時計に夢を馳せます。
しかし、時計は、メンテナンスがとても必要となります。これが、結構コストがかかるんですよ。
高級時計になればなるだけ、当然メンテナンスにかかる費用はとてつもない金額になっている、なんてこともあります。
以前、エクスプローラーⅠをメンテナンスに出しました。
まあ、定期的なメンテというのではなく、竜頭のねじが閉まりづらくなっていたので(エクスプローラーなどでは、竜頭がねじ込み式になっている。そうすることで、機械内部への気密性を高めている、といえる)、修理をお願いした、という感じでした。
当然、通常のメンテナンスもしてもらえましたが、何と言ってもケースが新品同様になって帰ってきました。
竜頭のねじ山をカットし直すだけかなとも思っていましたが、ケースごと替えた?かと思ってしまうほど、きれいになって帰ってきたのです。
さらに、ずっと気になっていた、風貌(時計本体のガラス部分)もきれいに、文字盤が読みやすくなっていました。前は、なんだか曇っていたんです。
どんなに拭いても全くきれいにならない状況が続いていたんですが、その曇りも一掃されていました。
友人で、ロレックスのデイトナ(金無垢のタイプ。ステンレスシルバーのように人気が今一つ)を買ったやつがいまして、
そいつが、その時計をオーバーホールに出そうとしたようですが、20万ほどするらしいです。
で、18金のロレックスはあきらめてまた売ったらしいです。
まあ、高級時計を買うというのは、その後のランニングコストもバカにできない。オーバーホールというあなたの時計を維持するためには、それなりにコスト(メンテナンス)がかかるんだ、という覚悟もしてくださいね。